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2011年3月 3日 (木)

JavaにおけるGUIの重要性

もしJavaが自前のGUIのAPIを持っていなかったのならば、
EclipseやNetBeansは存在できなかっただろう。

クラスを用いた大規模な開発はGUIのIDE環境を必要とする。

それが使えないとなるとテキストベースの開発となるが、
そうなるともはやコード補完や定義参照やリファクタリングが
うまく行うことができなくなる。

結果的にはそうなるとC++がそうであるようにIDEが無いOS上
ではJavaは流行らなかっただろう。

Eclipseが生まれたがゆえにJavaはやっと普及したのだ。
EclipseなどのIDEはJavaの開発に必須であり、これらが無くなると
間違いなくJavaは死ぬ。C++がそうであるように。

テキストエディタではJavaの開発は不可能なのだ。

そうなるとJavaが自前のGUIのAPIを持っていることこそが
Javaにとって最も重要な性質であることがわかる。

サーバーサイドのプログラムが重要なのであってデスクトップ
のGUIプログラムは重要ではないと考えている人たちはJavaの
開発環境とGUIの重要性を分かっていない。

サーバーサイドのプログラムもIDEから生み出されるのであり、
そのIDEはGUIのライブラリに全面的に依存しているのである。

GUIを持たない言語でクラスベースの大規模な開発に耐えられる
言語は存在できない。
それはGUIのIDEを人間が必要とするからだ。
UNIXでのC++の敗因はそこにある。
WindowsでのC++の勝因もそこにある。

もしテキストベースでの開発で人間でもできるようにしたいのならば、
CやJavaScriptくらいが人間にとっての限界だろう。
PerlやPHPくらいには最低でも単純にしなければならない。
それらでもオブジェクトをベースにする開発はきついだろう。
オブジェクトを扱う場合はコード補完が必要となるからだ。
だからCやPHPやJavaScriptのようにオブジェクトではなく関数を
メインに据えた言語のほうがテキストベースに向いている。

Javaを殺すのならばJavaのGUIを殺すのが一番いい。
そうすればIDEが死に、結果的にJavaが死ぬことになる。
GUIのIDEが死ねばJavaはテキストベースの開発には移行できないからだ。

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