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2012年11月11日 (日)

業務自動化による対応という幻想

自動化が効果を発揮する場面というのは非常に限られている。
また、最も工数を必要とするテストの自動化が難しい。
特にテストケース作成の自動化は難しい。
テストケース作成の難しさは、以下の性質による。
・条件の組合せの網羅ではない(爆発するため)
・書式フォーマットの縛りがきつい
・期待される出力は組合せから導出できない
・テストケースの合否の判断が人間の主観による
だからテストケースの作成を機械的に行う事は難しい。
特に入力条件の機械的組合せによる生成ができないのが痛い。
現実にそれを行おうとすると、組合せ爆発が生じてしまう。
だからパタンを絞り込む必要があるが、そうすると自動化ができなくなる。
書式フォーマットの縛りがきついのも痛い。
大抵はOffice文書で作られるが、フォーマットがプアだと
作成効率が激減してしまう問題がある。
またフォーマットがプアなために表現が難しくなる問題もある。
組合せ爆発、プアフォーマット、主観的基準、これらの要因
により自動化が極めて難しくなる。
テストの実施はある程度の自動化が可能となるが、
それでも画面操作が入るとかなり難しくなる。
またテスト実施の自動化プログラムも複雑になるとそれ自体を
作成する工数もかなり大きくなる。
しかも大抵のテストは1回しか行われないので、実施の自動化
の恩恵は将来に継続する事は無い。

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